「ヘルペス再発抑制療法」って効果あるの?
ヘルペスの薬、通販で購入出来る?
ヘルペス、しょっちゅう再発してもうイヤ。。。
そんな方のご参考になればと思います。
こんにちは、40代Allyです。
お恥ずかしい話ですが、私は2年近く前にヘルペスをはじめて発症してしまいました。
これがとっても不快で、再発を繰り返すんです。(涙)
しょっちゅうなので、私はヘルペスの薬を個人輸入通販サイトから購入しています。
上:バルトレックス(Valtrex)1000mg(バラシクロビル)
下:ゾコビン(Zocovin)ジェネリックゾビラックス400mg(アシクロビル)
個人輸入すると、圧倒的に安い!
薬価が500mg1錠405円のバルトレックスが個人輸入だとなんと64.2~93.9円。(2017年12月現在)。
バルトレックスは2013年から後発品が出ていますが、1錠あたり188.80~219.40円ですので、いかに個人輸入がお安いか分かりますよね。
ヘルペスを発症してから、年に6回以上は再発しているということが分かりまして、もうこんな状態が一生続くのはイヤだ!!と思いまして「ヘルペス再発抑制療法」というのを薬を個人輸入して始めることにしました。
この治療法は1年続けることで、再発症状を抑制するばかりではなく、体内のウイルスボリュームを減らし、ウイルスの活性も抑制するんです。
ウイルスが全くなくなる訳ではないので治療中に再発することもありますが、再発しても症状はとても軽く、バルトレックスを1日2回に増量すると1〜3日間ですぐによくなるのだとか。
まだ飲み始めて1ヶ月ですが、1日だけヒリっとした日がありましたが、これまで再発することなく快適に過ごせていて、思い切って始めててみて良かったと思っています。
この記事では、ヘルペス再発抑制療法を実際に試してみて、1年を通して治療中、治療後にどれくらい効果があったのかリポートしていきます。
1年の治療後の効果を知りたいという方は良かったら1年後くらいにまた見に頂ければと思います。
海外ではヘルペス再発抑制療法が広く普及していて、例えば米国では約38%の患者が再発抑制療法の治療を受けているのに対して日本ではまだ約6%に留まっているのだそうで、
私のように度々のヘルペスの再発に悩まされている方のご参考になればと思います。
目次
再発抑制療法を決心した理由
2年近く再発の様子を伺っていたのですが、どうしても再発しちゃうんですよね。
それも最近は毎月。
私の場合は再発するのは、必ず生理前。
他の人に移したら申し訳ないのでジムのお風呂にも行けないし、家族にも移したら申し訳ないので下着やタオルの洗濯も別にしたり、夫にもまだ言えていません。。。
最近再発しないなと思ったら、毎月再発したりの繰り返し。
以前は再発する度に婦人科に行っていましたが、
- たった5日分しか薬はもらえない
- 行くと、薬と処置代で4,000円以上かかる
- 症状を診てもらうためにあの診察台に乗るのは精神的にもうイヤ
- 東京都心に在住、職場も都心なのに、通える婦人科が近所にない、あったとしても夕方に診察が終わってしまうので会社員の私は早退しないといけない
- 婦人科に行っても妊婦さんが先に診察されるので待ち時間が長い
婦人科に通う時間的・精神的時間を考えるて、通販で購入した薬で治療してみることにしました。
バルトレックスを通販(個人輸入)で購入して再発抑制療法
個人輸入って大変そうなイメージがありますよね?
一般的な通販サイトと全く同じように購入出来て書類を用意するなど全く必要ありません。
ただ海外から送られてくるので、1週間くらい到着に時間がかかります。
郵便局から書留で配送されるのですが、医薬品の場合は宅配ボックスでは受け取れないようです。
箱には:
「HEALTH CARE PRODUCTS
FOR PERSONAL USE ONLY」
とだけ書かれていますので、誰かに見られても安心です。
こんな感じで入っていました。
購入したのは1,000mgのバルトレックス【1箱21錠】。
1箱あたり3,945円($34.12)で、500mgあたり約94円。
バルトレックス(Valtrex)1000mg(バラシクロビル)
4箱で購入すると、10,782円 ($93.23)で500mgあたり約64円になります。
4箱だと168日分です。
500mg【1箱42錠】もあるのですが、なぜか500mgの方が高いんですよね~。
1箱あたり6,154円($53.22)で1錠あたり約147円。
なので、1,000mgを購入して、手で半分に割って1日半粒を服用しています。
バラシクロビルの薬価比較:最安値なのは?
2017年現在のバラシクロビル500mgの日本での薬価と個人輸入した場合で比較してみました。
健康保険で3割負担になりますが、実際の計算は少し変則的で、最終的な会計には、処方せん料や調剤料、指導管理料などいろいろな技術料が加算されてきます。
薬価 (500mg/錠) 2017年現在 | 3割負担 | |
---|---|---|
バルトレックス | 405.60円 | 121.68円 |
バラシクロビル 後発品 | 188.80~219.40円 | 56.64~65.82円 |
個人輸入 バルトレックス (1000mg) | 64.2~93.9円 | – |
アシクロビルを通販で購入した場合
ゾコビン(Zocovin)ジェネリックゾビラックス400mg(アシクロビル)【1箱70錠】
アシクロビルのジェネリックの方がバルトレックスより安いので、アシクロビルを最近は購入していました。
日本では「ゾビラックス」という薬のジェネリックになりまして、タイの製薬会社が製造しているものです。
線が入っているので、
簡単に割ることが出来ます。
1箱3,933円($34.01)、1錠あたり56.2円です。
再発抑制療法だと、アシクロビルは「1回 400mg、1日2回」なので、1日あたり112.4円となります。
費用が安いのは健康保険3割負担 or 個人輸入?
再発抑制療法は1年間毎日服用するので、費用がどれくらいになるのか心配なところですよね。
健康保険で処方してもらった場合と、個人輸入した場合でバラシクロビルとアシクロビルではどれくらい費用がかかるのか計算してみました。
先程もお伝えしましたが、医療機関で薬を処方してもらった場合は健康保険で3割負担になりますが、最終的な会計には処方せん料や調剤料、指導管理料などいろいろな技術料が加算されてきます。
その分の費用を考慮すると、やはり個人輸入のバラシクロビルが一番お安いのかな。。。と私は考えました。
私の場合は、婦人科に行く時間的・精神的負担を考えると、個人輸入のバラシクロビルで続けたいなと思っています。
薬価/日 2017年現在 | 1年間費用 | |
---|---|---|
バルトレックス | 121.68円 | 44,413.2円 |
バラシクロビル 後発品 | 188.80~ 219.40円 | 20,673.6~ 24,024.3円 |
個人輸入 バラシクロビル (1000mg) | 64.2~93.9円 | 23.433~ 34.273.5円 |
個人輸入 アシクロビル (1000mg) | 112.4円 | 41,026円 |
ヘルペス再発抑制療法をやってみての感想
飲み始めて1ヶ月で、毎月のようになっていた再発が起こらなくなりました。
1日だけヒリっとしたことがありましたが、その日だけ1日2錠飲んだら翌日は症状は感じませんでした。
1年間も続けられるか心配だったけどアプリを活用
「1年も続けるなんて面倒だな、続けられるのかな。。。」
というのが、始める前に心配なことだったのですが、薬の服用をリマインドしてくれるアプリをスマホに入れているので、これまで飲み忘れすることなく続けられています。
お薬ノート -薬歴・服薬管理- – Karadanote Inc.は、朝、昼、晩、就寝時の食前・食後・食間などでアラートを出すことが出来るんですよ!
飲み始めてから約半年、薬を飲めない時があっても再発しなくなった
飲み始めて約半年経った頃、海外旅行に行く機会があったのですが、薬を持って行くのを忘れてしまいました。
1週間も飲めないので再発が心配でしたが、再発することはありませんでした。
バルトレックスからゾコピンに変更
バルトレックス4箱を飲みきったあと、1錠当り(400mg)が安いゾコピン(アシクロビル)に変更しました。
あえて変更したというより、単に家にストックがあったのを飲んでみたというくらいの理由です。
再発抑制療法だと、アシクロビルは「1回 400mg、1日2回」とのことでしたが、朝のみ1錠、1日1回で飲んでいました。
現在飲み始めて1年2ヶ月が経過しましたが、再発は全くなく過ごしています。
また、これまで体調が悪くなるなどの症状もありませんでした。
再発しないのが、こんなに気持ち的にも体的にもラクなのか、有難いです。
まだ薬が残っているのでとりあえず続けていますが、そろそろ飲むのを止めてもいいのかなって考えています。
性器ヘルペス(GH)とは
性器ヘルペス(以降「GH」)は、主に単純ヘルペスウイルス2型が原因で、性器やお尻の周辺に水ぶくれができる病気です。
100%性行為だけでかかるとは言い切れませんが、主として性行為からうつると考えられています。
しかも一度感染すると、症状は治まってもウイルスは体内の神経節に潜り込み、一生そこに棲みついてしまいます。
そのため、しばしば 再発を繰り返します。
実は「ありふれた病気」?!
なったことがない人にとっては得体の知れない病気かもしれませんが(これまでの私もそうでした)、婦人科ではごくありふれた病気だそう。
私の場合は、最初かぶれたような痒さがあってそのあとなんか白ニキビみたいのがポツって出来たんですよね。
それがヒリヒリしてきて、おかしいなと思い病院に行ってみたら「ヘルペス(GH)」と診断されました。
婦人科の先生からは、「妊婦さんや高齢の方も多いごくありふれた病気なんですよ~」と言われました。
ありふれた病気と言うけれど、どれくらい患者数が多いのか調べてみました。
意外と多いGHの感染者数
厚生労働検疫所の発表によりますと、
WHOが発表した世界のGH患者数(2012)は:
- 世界では推定4億人がGH(HSV-2感染症)に感染
- 毎年、およそ2000万人の人が新たにHSV-2に感染していると推定
また、グラクソスミスクラインによりますと、日本でのGH患者数(症例数)は年間72,000人と推定されています。
「欧米では、GHに感染している人はほぼ5人に1人、感染率(感染している人の割合)は約20%」
とされています。
そのうち、GHの症状を経験する人は80%、その症状がGHによるものだという自覚のある人は20%、との調査結果もあり、症状があってもGHと気づいていない人が多いのだとか。
また、GHは男性よりも女性に多く、全体では女性が男性の約2倍とされています。
40歳代後半以降の女性では最も頻度の高い性感染症
近年のわが国における性感染症の動向(2012)によりますと、男女とも年齢が上がるにつれGHの割合が増え、とくに女性では40歳代後半以降はGHが最も頻度の高い性感染症となっています。
男性は女性ほど極端ではありませんが、やはり60歳代後半以降はGHが最も頻度の高い性感染症となっています。
理由は再発を繰り返すために高齢者においても発症者が多くみられるからとのこと。
出典:性の健康医学財団
もう一生恋愛出来ないのではないかと悩む女性が多い
ヘルペスなどの性感染症にかかると、自分の体に自信が持てなくなってしまう女性が多いのだとか。
一生セックスしてはいけないと思いこんでしまったり、パートナーにうつすのではないか、悪化するのではないかと不安になったりする人が多いそうで、実は私もその一人。。。
ヘルペス再発抑制療法を始めようと思ったのも、この不快さと精神的苦痛を何とかしたいという思いはもちろんのこと、
周りの人に移してしまったらどうしよう。。。という心配からでした。
GH「再発」の治療法
性感染症 診断・治療 ガイドライン 2016より、引用させて頂きます。
再発の症状
再発時の症状は軽く、性器または殿部や大腿部に小さい潰瘍性または水疱性病変を 1~数個形成するだけのことが多い。
多くは抗ウイルス薬の投与なしで1週間以内に治癒するが、ときに10日以上におよぶこともある。
再発する前に、外陰部の違和感や、大腿から下肢にかけて神経痛様の疼痛などの前兆などを訴えることもある。
再発の頻度は、月に2~3回から年に 1~2回とバラツキが大きい。
再発の治療
アシクロビル錠 200mgを 1日 5回、バラシクロビル錠 500mgを 1日 2回、5日間経口投与する。
上:ゾコビン(Zocovin)ジェネリックゾビラックス400mg(アシクロビル)
下:バルトレックス(Valtrex)1000mg(バラシクロビル)
または、ファムシクロビル錠 250mgを 1回 1錠 1日 3回 5日間経口投与する。
ファムシクロビル250mg
発症してから 1日以内に服用を開始しないと、有意な効果が得られない。
また、再発の前駆症状である局所の違和感や神経痛様の疼痛があるときに本剤を服用すると、病変の出現を予防できることがある。
したがって、あらかじめ薬をわたしておいて、早めに服用させるが、6時間以降では抑制率が 20%に低下する。
また、軽症例に対しては 5%アシクロビル軟膏を 1日数回、5~ 10日間塗布する。
[ゾビラックスジェネリック]アクロビルクリーム(AklovirCream)5%
再発抑制療法
アシクロビル(1回 400mg、1日 2回)、バラシクロビル(1回 500mg、1日 1回)が用いられ、1年間継続投与後、中断させ、再投与するかを検討することを勧めている。
アシクロビルでは、6年間にわたり長期服用しても副作用はほとんどないとされている。
日本では 2006年9月にバラシクロビル1回 500mg、1日1回の服用による抑制療法が健康保険で行えるようになった。
*日本ではガイドラインではアシクロビルでの再発抑制治療はバラクシロビルと同様に推奨されているものの、健康保険ではまだ行えません。
再発抑制療法中に再発した場合
本療法により 60~ 70%の患者では再発を抑制できるが、年10回以上も再発する患者では、服用中に再発することもある。
この場合、一般的に症状は軽く、バラシクロビルを治療量(1回 500mg、1日 2回)に増量し、治癒したら再びもとに戻す。
この抑制療法を行う場合は、患者に薬剤を慢然と渡すのではなく、治療目標を設定し、その効果、副作用、服薬状況など、きめ細く観察する必要がある。
再発抑制に対してバラシクロビルを投与しているにもかかわらず頻回に再発を繰り返すような患者に対しては、症状に応じて 1回250mg、1日 2回または 1回 1,000mg、1日 1回投与に変更することを考慮する。
*性感染症 診断・治療 ガイドライン 2016より、引用させて頂きました。
まとめ
GH再発抑制療法は、1年続けることで、再発症状を抑制するばかりではなく、体内のウイルスボリュームを減らし、ウイルスの活性も抑制出来る治療法。
ウイルスが全くなくなる訳ではないので治療中に再発することもあるものの、再発してもその症状はとても軽く、バルトレックスを1日2回に増量すると1〜3日間ですぐによくなるのだとか。
本来は、医師の指導に従って治療すべきなのですが、私の場合は、婦人科に通う時間的・精神的負担から、個人輸入でバルトレックスを購入し、治療を始めました。
今のところ、副作用もなく再発もなく、とても快適に毎日を過ごせています。
- 飲んで1ヶ月目は1日だけヒリっと感じることがありましたが、1日だけ服用量を増量したことで翌日には症状は感じなくなりました。
- 半年経つ頃には1週間ほど飲めなくても再発なく過ごすことが出来、現在1年2ヶ月経過しましたが、アシクロビルを1日1回1錠(400mg)でも再発なく過ごせています。
そろそろ飲むのを止めてみようと思っています。
私のように、ヘルペスの再発で悩んでいて困っている方に、こういう治療法もあるということをご参考にして頂けたら幸いです。