「防風通聖散ってどんな効果があるの?本当に痩せる?」
そんな方のご参考になればと思います。
コロナ禍で外出自粛をしコロナ太りをしてしまった方、結構いらっしゃると思います。
私もそんな一人。
最近「防風通聖散」のCMをテレビでよく見るようになり、試してみたところ予想以上に効果が出てびっくり!
防風通聖散は18種類の生薬からなる漢方薬で、お腹の脂肪を落として肥満症を改善する医薬品として利用されています。
ですが、これまで防風通聖散で肥満が改善する機序(メカニズム)は不明な点が多かったのだとか。
最近の研究で防風通聖散について新たな効果が報告されていまして、今回の記事ではその内容をレポートします。
防風通聖散の効果
では、「防風通聖散の効果」について一般的な情報をご紹介します。
防風通聖散(ボウフウツウショウサン)は、体の熱をさまし、病因を発散させるような働きがあります。
また、体の水分循環を改善し、便通をつける作用もあります。
体力のある太鼓腹の肥満タイプで、便秘がちの人に向く処方です。
具体的には、肥満症、便秘、尿量減少、むくみ、のぼせ、肩こりなどに用います。また、そのような症状をともなう高血圧症や腎臓病、糖尿病などにも使用します。
【組成】漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせでできています。防風通聖散には、“防風”や“麻黄”など病因を発散して治す発散性の生薬を中心に、熱や炎症をさますもの、便通をよくするもの、無駄な水分を取り去るもの、あるいは血流をよくする生薬などがいろいろと配合されています。これらがいっしょに働くことで、よりよい効果を発揮します。病院では、煎じる必要のない乾燥エキス剤を用いるのが一般的です。
新たに分かった効果①:余分な脂質を便と一緒に押し出す
防風通聖散は、
- 脂肪細胞を活性化することで、お腹についてしまった脂肪を分解・燃焼する
- 便秘改善
- 食事によって体内に取り込まれた脂質の吸収を抑制する
効果があると知られていますが、
最近の研究で、食事から取り込まれた脂質を便と一緒に押し出すことで、お腹の脂肪を落としていくことが分かりました。
便通改善効果は効き目のサインなのだとか。
便の量を増やす
最近の研究で防風通聖散は便の量を増やすことが明らかになりました。
便中への脂質およびコレステロールの排泄量を増やす
防風通聖散は便中への脂質およびコレステロールの排泄量を増やすことが明らかになりました。
つまり脂質やコレストロールを便と一緒に排泄してくれるんです。
これは、腸管からの脂質の吸収阻害によるものと考えられています。
詳しい内容は下記リンクからご覧ください。
参考:小林製薬プレスリリース
新たに分かった効果②:血糖値改善
防風通聖散が腸内細菌叢を変化させ、善玉菌といわれるアカマンシアを増加させることで、腸管のバリア機能を高めて血糖値が改善することが報告されました。
報告された内容を要約しますと、
一般に、過食や肥満では腸内細菌叢が破綻し、腸管のバリア機能が低下します。
腸管のバリア機能が低下すると、腸内細菌由来のエンドトキシンが腸管から体内に流入し、糖代謝を悪化させる原因となります。
肥満したラットに、防風通聖散を与えると腸内細菌組成が変わり、善玉腸内細菌アカマンシアが増加し、腸管バリア機能が高まります。
これにより糖代謝が改善し、血糖値の上昇が抑えられます。
参考:抗肥満作用のある漢方薬、防風通聖散の腸内細菌を介した糖代謝改善作用を解明
まとめ
いかがでしたでしょうか?
防風通聖散の最近の研究から明らかになった新しい効果をご紹介させて頂きました。
防風通聖散に興味があるけれど、本当に効果があるかギモンに思っていらした方に少しでもご参考になれば幸いです。
現在、私は防風通聖散でダイエット中ですので、良かったら下記の記事もご覧になってみて下さいね!